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池田香代子さんのコメント [震災関連]

ここに転載します。

あまりに共感してしまい、転載させていただきます。

 

続々 福島原発で作業にあたっている人の状況は

 

 若葉に照る陽光に目が眩(くら)みます。光の奥に暗闇を感知する瞬間です。進学進級した子どもたちに目を細め、幸多かれと願う心の奥にどうしようもない鬱 屈が居座っています。耳の奥では、「ラ・ソ・ミ」とゆっくりと念を押すように降下する音程にのせて歌われる「よん・に・さん」という声がエンドレスに繰り 返しています。

これは、1996年の暮れに発生し、およそ4カ月後の97年4月22日に解決を見たペルー日本大使館占拠事件を歌った中島 みゆきの「4・2・3」という作品です。なぞめいた数字は、事件終結の日本時間の日付。歴史に記録される日付ではなく、作者があくまでもわがこととして引 きつけた結果、選ばれたのかこの日付ということだろうと思います。中島みゆきは、テレビの実況中継を見ている人の視点から、犠牲となった兵士が担ぎ出され ていく画面にかぶせられるリポーターの興奮した声、「日本人が助けられました」「人質が手を振っています、元気そうです、笑顔です」への異和感を表現して います。

「しかし見知らぬ日本人の無事を喜ぶ心がある人たちがなぜ
助け出してくれた見知らぬ人には心を払うことがないのだろう
この国は危ない
何度でも同じあやまちを繰り返すだろう 平和を望むと言いながらも
日本と名のついていないものにならば いくらだって冷たくなれるのだろう
慌てた時に 人は正体を顕すね
あの国の中で事件は終わり
私の中ではこの国への怖れが黒い炎を噴きあげはじめた」

そのとおりです。付け加えるとすれば、「日本と名のついていないものにならば、いくらだって冷たくなれる」ことと、日本と名がつくものだからこそ「いくらだって冷たくなれる」ことは等価であり、それが近代国民国家の「正体」だ、ということです。

ド イツには、悪魔と契約していっとき栄耀栄華を楽しみ、その代償に地獄に連れ去られる人間の伝説があります。ゲーテの『ファウスト』は、この伝説をもとにし ています。これはあくまでも見かけ上ですが、今現在の私たち、とくに原発を誘致した地域の人びとにぴったり当てはまってしまいます(見かけ上と言う意味 は、あとで書きます)。なかでも、この地域をふるさととし、原発に職を得た人びとに。なぜなら、原発による地域振興も、人びとの人生設計も、事故が起きた らすべてを失ってもらおうという暗黙の約束のもと、その見返りにあたえられた時限つきのものだったことが明らかになったのですから。今このくにの美しい春 の空には、悪魔の勝利の哄笑が響いているのではないでしょうか。

原発をうけいれるとは、そういうことだったのです。約束どおり、人びとは ふるさとを失いました。さまざまな花がいっせいに咲く春爛漫のふるさとで、丹精こめた牛たち豚たちが餓死していく遠い空を、人びとは今どんな思いで仰ぎ見 ているのでしょう。交付金で建ったりっぱな公民館も体育館も、おいしい米や野菜をつくってきた田畑も失われました。原発で働いてローンを返していくはず だったわが家も失われました。

福島原発で働く人びとは、原発の安全を信じ、国のエネルギー政策の一端を担うことを誇りとしてきました。今 なお使命感に突き動かされ、家族を避難所に置いて、体育館の床に仮寝の夜々を過ごしています。その人びとの年間許容被爆線量は、かつては50mSvでし た。そんな低線量では経済的に見合わないと、90年代に世界の原発を取り仕切る人びとが2倍の100mSvに変えました。それがこのたびの事態をうけて、 100mSvから250mSvへ引き上げられたのも束の間、さらに500mSvへと引き上げられるという話が出ています。

そこに一貫して いるのは、国民の生命財産を守る国家の厳粛な責任でもなんでもありません。むきだしの経済合理性です。それを国と東電は一体となって、日本のエネルギー政 策にかかわる事故に日本人なら立ち向かうべきだと、個々人の倫理観の問題にすり替えている、私にはそう見えます。みずから被災しているにもかかわらず緊張 した労働に耐えている人びとを、固い床に寝かせ、レトルトの夕食を食べさせ、お風呂にも入れないで平気な神経は、悪魔のそれにも匹敵します。子どもたちの 許容被爆量を原発労働者並みにひきあげるのも、経済合理性にもとづいており、悪魔の所業です。悪魔のエージェントがかれらです。

原発誘致 が悪魔との契約だと腹をくくっていた人が、地元にいるわけがありません。けれど人びとは、ふるさとを奪われ、家や田畑を奪われ、仕事を奪われました。人生 を奪われました。子どもたちの未来まで奪われるのではないかと怯えています。原発は棄民棄土を担保にしなければなりたたない、ろくでもないしろものです。 担保を差し出させられるのは、原発を推進したい国家や企業ではありません。悪魔と契約するファウスト伝説と違って原発という悪魔と契約する国家や企業が汚 いのは、リスクを支払わされるのが契約した者ではなく、そうではない人びとだということです。それが最初からわかったうえでの、悪魔との契約だということ です。しかもそれを、原発を誘致した地域こそが悪魔と契約したかのように、はした金を地域に落として偽装していることです。原発を推進することで真の利益 をあげているのは、地域の人びとではありません。国家と原発の関係には、二重底の下に隠された暗黒の事実がわだかまっています。

東電は、 逆さにして鼻血も出ないほどすっからかんにして、人びとに償うべきです。それでも、人生もふるさとももとどおりにはならない以上、生身の人間の心に深く 残ってしまった傷は消えない以上、東電がリスクをとったとは言えません。国家しかり。国家は、日本と名のつく土地だからこそ、人だからこそ、自らが使用で きるリソースと考えてこれを担保に原発を推進し、切り捨てうる原資と考えて事故の処理をしているのです。私企業の事故処理に、私たちの税金を増やして注ぎ 込もうとするのです。日本と名のつかないものに冷たい国家は、いざとなったら日本と名のつくものにこそ冷たい。このたび日本という国家は、慌てた時に正体 を顕しました。

あまりの怒りに、呪詛のような文章になってしまいました。

 

今の東電や政府は、日本を滅ぼそうとしている。今、世界で囁かれている偽りの思想と計画、「NEW WORLD ORDER」に加担しているとしか思えない。


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菅首相「靴が汚れる、臭い」暴言連発に被災者大激怒! [震災関連]

あまりニュースになっていないというところが、いかにマスコミが、利権にまみれているかがわかるね。

東電に丸め込まれた、大手マスコミや民放は、信用できません。真の情報は、自らの手で得なければなりません。

 

以下引用です。

 4月2日、菅直人首相(64)が岩手県で震災被害が大きかった、陸前高田市を視察した。
だが、その振る舞いは被災者たちを凍りつかせるものばかりだったという。(以下引用)
「出発は早朝ということもあって、菅首相は、終始不機嫌そうな表情でした。顔には生気がなく、髪の毛には寝癖が残っていました」(首相官邸関係者)
「陸前高田市のヘリポートに着いてから、市役所の仮庁舎に向かうマイクロバスの中のことでした。菅首相は、がれきの山となった市街地を見て、眠そうな目で『津波ってすごいんですね…』とつぶやいていました。まるで、人ごとのような口ぶりでした。(前出・官邸関係者)
同行したのは平野達男内閣府副大臣ほか。現地では陸前高田市が選挙区の民主党・黄川田徹衆議院議員(57)たちが合流した。
「黄川田吟は、今回の津波で、実母と長男を亡くされました。また、妻と実父が今も行方不明です」(地元関係者)
今回の菅首相の視察も、黄川田議員が被災地訪問を訴え続けてきたから実現したという。
だが、菅首相が避難所の一つである、米崎小学校を訪れたときのこと―。
「菅首相は、被災者が寝泊りしている小学校の体育館に、土足で上がろうとして、あわてて周囲に止められたんです。目を疑いましたよ。(前出・地元関係者)
体育館に入っても、被災者への“心ない発言”が連発されたという。
「たとえば家族を亡くした小学生の男の子をつかまえて『ボク、やっぱり日本ハムのファン?』なんて。ここは北海道じゃないのに、質問の意味が不明です」(現地関係者)
ほかの被災者に感想を聞いても、菅首相の印象は悪い。
「最初は一人ひとりと話をしていましたが、あとは『頑張って』と、おざなりな言葉を一言かけるだけ。本当に心配してくれているとは、思えませんでした」(被災者の一人)
体育館にいた被災者には、怒りと不信感だけが残った。

「がれきの山となり、潮やガソリンの匂いが混じった市街地を歩いたときも『臭うな』と文句をいったり、おろしたての靴を気にして、泥水のたまっている場所は『靴が汚れる』と、避けていたり。地元の人間として、怒りを感じました」(別の現地関係者)
この首相の様子に視察を願い出た黄川田議員も、ショックを隠せなかったようだ。
「あの、すさまじい被災地の光景を目の当たりにして、涙ひとつ流さず、防災服や靴の汚れを気にしているような人に、国民の命は任せられないと漏らしていましたよ」(前出・官邸関係者)
(引用「女性自身」より)

最低ですね…。汚れを気にするような服装で来るなと言いたいです。
しかも被災者が寝泊りしている体育館に土足で入ろうとするなんて…。国のトップがこんな他人事な感覚とはガッカリです…。

 

国のトップがこれですか?呆れてものが言えん。

そして、今度はネット規制か!?やってることが的外れなことばかり。そして、失策と後手後手の対応。皆が、バカ菅とかカンダフィとかいうから、頭に来たのかね?

 言いたいことは山ほどあるけど、間違いなく菅総理は、A級戦犯だな。即退陣。


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復興支援チャリティコンサート [PLAYLOG]

私の出身地、岩手のアーティスト

YouTube
東北の風景 2009 MAY[あんべ光俊:遠野物語(2000年バージョン)]photo by Dragonfly

 

4月19日、渋谷duoにて、あんべ光俊さんを始め、岩手出身のアーティストたちが、チャリティーライブを行います。お時間のある方、是非見に行ってください。

僕たちはひとりじゃない

 

私はいけないけど・・・。平日無理[もうやだ~(悲しい顔)]


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PLAYLOG移籍完了しました。 [PLAYLOG]

Dragonflyです。

故郷が震災に遭い、大変な状況ですが、東北魂で、がんばっていきます。

PLAYLOGのデータ移動は、Sonetにて完了いたしました。朝までかかり、かなり苦労しましたが(^_^;)
こちらになりますが、以降のブログについては、更新するかは未定です。

http://true-dragonfly.blog.so-net.ne.jp/

先日にもご報告させていただきましたが、メインブログは以下になりますので、よろしくお願いいたします。
アメーバブログ
「+α 猫・寝仔・Cat ~SONY α 900 & NEX-5~ 猫時々・・・Dragonfly's official gallery」
http://ameblo.jp/true-dragonfly/

ツイッターでも、たまにつぶやいたり、叫んだりしています。
http://twitter.com/TrueDragonfly

引き続き今後ともよろしくお願いいたします。
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親と連絡がとれた

今日、やっと親と連絡が取れました。

こちらの心配をよそに、おふくろの声は明るく、のんきな感じでした(^^♪
水がまだ復旧していないものの、電気・ガスはあるとのこと。

家の倒壊はまぬがれてはいるが、やはり、食器類はことごとく割れている。
2匹のわんこと、猫のちぃちゃんは無事。よくパニクッて、逃げたりしなかったな。
近所の親戚も無事。怪我もないようだ。
そこはほっとした。

弟とも連絡が久しぶりに取れました。
おとといですが、仙台の会社に来て、携帯が繋がったのです。
まだライフラインがだめのようで、今度は弟と、その嫁さんの家族が心配です。でも、皆無事とのこと。
問題点が多い。まずガソリンが手に入らない。仙台と弟の自宅は、距離があり、そう何度も往復できない。食料も乏しいが、何とか持ち寄ってやっている。
これがおとといまでの話でした。これが少しでも良くなっていればいいのですが。
メールすれど、返事無し。川崎町は、まだ圏外なのでしょうかね。SoftBankさん。

弟の住む川崎町の情報が少なく、今後集めてみるところです。

両親の住む町の情報は、ツイッターやmixiがかなり役に立ちました。そのおかげで、私も落ち着きを取り戻せました。状況が把握できたからです。


私たちは運がよく、土地に恵まれていた。
たまたま、生きながらえた。

被災した人々、亡くなられた人々を思うと、心から喜べはしない。
共にこの地に生まれ、共に育ってきたこの地にいた人々に哀悼の意を表します。

そして、皆様にご心配をかけ申し訳ありませんでした。
そして、ありがとうございました。

東北人の粘り強さを見せつけてやりますよ!


救援の手が来ているようです。登米市

宮城や岩手・東北各地がこのようになり、今日も心中穏やかではないのですが、色々調べたところ、私の両親が住む登米市には、自衛隊の他に、スイスとドイツの国際救助隊が入って、救助活動してくれているようです。

長沼には、自衛隊の拠点が置かれており、救援活動が進行中。おそらくそれは、気仙沼・志津川方面の救助活動と、今後来るであろう、石巻の被災者受入れのためのものかもしれません。

登米市の場合は、他の地域に比べれば、倒壊している家屋は、少ないらしい。ただし、道路や電柱は所々陥没している模様。ライフラインは、未だ復旧していません。かろうじて、ほとんどの人が生き延びているようです。
家屋の倒壊は免れたとしても、家の中はおそらく最悪でしょう。

スーパー、コンビニなどでは物が買える模様。
この辺りでは、佐沼市が市街地で、ショッピングモール・電気店・レストランなどがあり、何とか営業している模様。
ただし、実家からは、車でないといけない距離。ガソリン入れられない今、厳しいだろう。行ったとして、果たして買えるのかどうか。

実家のある場所は、民家が点々とある田舎。やはり、救援物資を直接届けてほしいものです。

とりあえず、救援活動は進行中。少しだけ安心しました。

事態は深刻になっています。

時と共に、事態は深刻になりつつあります。

今日は一度だけ、弟からメールが来ました。
川崎町に弟は住んでいるため、津波の被害は免れているのですが、ライフラインはすべて不通。何よりも食料が全くないとのこと。

両親は、弟のところにいるのではなく、実家にいるとのことでした。
登米市に両親はいます。同様にライフラインは不通と考えられ、食料も届いていないと思われます。

親兄弟の住むところは、都市部ではなく、市街地からも遠い所にあります。

救助は、沿岸部に集中するのでしょうが、食糧支援などは、等しく内陸、山間部にも届けてほしい。

登米市は、田んぼが多く、雨が降っていなければ、田んぼなどに飛行機やヘリでの食料投下が容易なはずです。

何度かツイッターで呼びかけていますが、微々たるものです。

「宮城の内陸・山間部も被災者が多くいます。等しく食料などの支援を望みます。宮城県登米市、川崎町に親戚親兄弟がいます。ライフラインは不通、食料がないそうです。周囲は田んぼで食料投下は容易です。 #jishin #prayforjapan #j_j_helpme #311sppt」

まんべんなく、食糧支援が行われることを切に望みます。

両親も心配ですが、2匹の柴犬、猫のちぃちゃんも心配です。パニックになって、外に飛び出していないといいのですが。

仙台にも親戚がいます。高台なので、津波は来なかったと思われますが、全く連絡がつきません。無事であることを祈るしかなく。

気仙沼には、仙台在住時、仲の良かった同級生の両親がいます。どうかご無事で。

岩手にも、親戚・友人が多数います。やはり、ライフラインが普通です。どうかご無事で。

とにかく、内陸・山間部にも食料支援を!

もはや祈るのみ

携帯、固定電話が不通となっている今、通話はできない。
まず宮城の家族が無事であることだけでも、よしとしなければ。
故郷岩手、宮城、他の県で、沢山の人々が亡くなり、行方不明となっている今、ぜいたくは言えない。

一日も早く、多くの人々の救助と復興を祈るばかりだ。

メールありがとうございました。

両親は無事

弟からようやくメール。弟の嫁さんの実家に集まっているとのこと。
まずは一安心。

しかし、他の親戚・友人はまだ分からない。
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